買取り査定時に車載品などを取り外す予定がある場合の注意点
マイカーを手放すことになったとき、それまで愛着のあった車載品をまた次の車にも使いたい、または高価なオーディオなどは取り外してオークションやカー用品の中古買取などで販売したい、と思われる方は多数いらっしゃいます。車載品など取り外す予定がある場合は買取りの査定時に申し出てください。
今回の記事では、査定時に車載品を取り外す予定がある場合の注意点について紹介します。
目次
タイヤ・ホイールやステアリングなどの装備品
タイヤ・ホイールやステアリングなど、走行に影響が出てしまう装備品を取り外したい場合は代替品を装着させる必要があります。
事故車を手放す場合であっても、引き取り作業にも影響が出てしまいますのでご自宅などで保管している純正品などありましたら付け替える必要があります。
もし代替になる装備品を保管していなかった場合は買い取りの商談時にご相談ください。
ETC車載器、ドライブレコーダーなどの電装品
車内のETC車載器、ドライブレコーダーなどの電装品の取り外しに関しましては、取り外しの際にヒューズが切れてしまうことがあります。作業時は必ずバッテリーの端子を外しましょう。
また、メーカーやカー用品店などプロの業者による取り付け作業であった場合、電源などの配線は別の配線などに固く縛られていることが多いため、取り外しはかなり困難な作業となります。
無理に外そうとすると車にとって大事な配線やダッシュパネルなど車内の部品を傷つけてしまった、車載品の配線が切れてしまうことがありますので注意が必要です。
車内電装品の取り外しに不慣れな方は出来るだけ触らずに買い取りの査定時にご相談ください。
ETC車載器を別車両に取り付ける場合
ETC車載器を別車両に取り付ける場合は車載器に車両情報を書き込むためのセットアップが必要となります。取り付け後にディーラーなどで必ず行ってください。
ETC車載器本体にはいくつかタイプがあります。
- 2ピースタイプと呼ばれるアンテナ本体内蔵型は電源を取ることで使用できます。
- 3ピースタイプはアンテナが本体と分離しています。小型のアンテナはダッシュボードやフロントガラスへ設置して使用します。
後付けではないビルトインタイプのETC車載器はアンテナがバックミラーに組み込まれているものなど取り外しは困難なものが多くありますので、触らないことをお勧めします。
カーオーディオ、カーナビゲーション
カーオーディオ、カーナビゲーションは自動車メーカーの純正品とオーディオメーカーなどが製造・販売しているいわゆる「社外品」とあります。
純正のカーオーディオ、カーナビゲーションの場合、各自動車メーカーそれぞれのタイプのカプラが挿さるように作られています。基本的に自動車メーカーの違う車両への付け替えは出来ませんが、OEMで他社メーカーからの供給で販売している車両の場合は元の車両を製造している自動車メーカーの形状のカプラが使われていますので注意が必要です。
純正品は車両の内装パネルの形状に合わせた作りになっているものもあります。同じカプラ形状でも次に乗る車が違う車種でしたら設置できません。
社外品の場合は車両側からのカプラとつなぐための変換ハーネスが必要となり、電源やスピーカーの配線など一本一本繋げる作業をしていきます。
カーナビゲーションの場合は、電源やスピーカーの配線の他にGPSアンテナやTV用アンテナなどの配線があります。
アンテナはフロントガラスやダッシュボードへ設置されることが多いのでアンテナからカーナビゲーション本体までの配線の通り道を各パネルの内側にして配線が見えないように設置されているのが一般的です。ご自身での取り付けでない場合はなるべく触らないようにしましょう。
事故の影響でパネルなどが変形している場合は外したパネルがもとに戻らなくなってしまう可能性があります。
フロントガラスにヒビや割れがある場合は作業時に怪我をしてしまうことがありますので触るのはさけましょう。
またカーオーディオ、カーナビゲーション、ETC車載機など、外した機器を次の車へ取り付ける場合も取り外し作業と同様にバッテリーの端子は外しておきましょう。
カーナビゲーションを取り外して次の車への取り付けが出来ればナビゲーションの目的地などの保存データが使用出来てCDから本体に録音保存された曲のデータがあればそれまでと同様に楽しむ事が出来ます。
まとめ
事故車からの車載品取り外しはダメージを受けている箇所によっては作業が困難となる場合があるので、買取り査定時に車載品などを取り外す予定がある場合は査定時にご相談ください。