車がまっすぐ走らない!原因は?修理は必要?
「そろそろ車の買取サービスを利用しよう」と思っていた矢先に、車のトラブルが発覚すると、困ってしまいますよね。
今回は「買取査定前に車がまっすぐ走らないことに気がついたら、修理すべきかどうか」について考えてみましょう。
目次
車がまっすぐに走らない原因はタイヤにあるの?
平らでまっすぐな道を走っているのに、ハンドルが左右に取られたり、自然と車が片側に流れていったりすることがあるかもしれません。
車がまっすぐ走らない状態を放っておくと、大きな事故を起こす要因にもなるので早めに対処しましょう。
まっすぐ走らない原因のほとんどは、足回りの問題です。
最初に考えるべきは、タイヤの空気圧です。
タイヤの空気圧が四つとも均等でないと、まっすぐ走らないことがあります。
セルフサービスのガソリンスタンドだと、自分で空気圧をチェックするのを怠ってしまいがちです。
タイヤの空気は自然と抜けてしまうため、定期的に確認する必要があります。
空気が抜けたタイヤは抵抗が大きくなり、そのタイヤにハンドルが取られてしまうのです。
タイヤの偏摩耗もチェックすべき
タイヤの空気圧だけではなくて、偏摩耗もまっすぐ走らない原因となります。
偏摩耗は、タイヤが均一に摩耗していない状態です。
普通はタイヤの内側も外側も、同じようにすり減っていきます。
しかし、タイヤのバランスが狂っていると、時間と共にタイヤの内側だけとか外側だけが摩耗してきます。
するとタイヤの内側と外側が平らでなくなり、ハンドルが取られるようになってしまうのです。
偏摩耗は定期的にタイヤの溝を確認しないと気がつかないので、時々見るようにして下さい。
走行距離の多い車ほど、偏摩耗が起きやすくなります。
まっすぐ走らないのはブレーキのせい?
まっすぐに走らない他の原因として、ブレーキの問題が考えられます。
ブレーキが左右均等に掛かっていない状態になると、車はまっすぐ走りません。
通常はブレーキのききが両方とも同じなので、ブレーキを掛けるとまっすぐに走りながら徐々にスピードが落ちてきます。
しかし左右のバランスが悪いと、ブレーキを掛けたときにブレーキがきいているほうにハンドルが取られて、まっすぐ止まることができません。
ブレーキをするときには、前のタイヤのブレーキが大きな役割を果たしますから、前輪ブレーキを確認するようにして下さい。
ブレーキオイルに問題が無いかもチェック
車のブレーキは、油圧でコントロールされています。
ブレーキを制御するオイルが高熱になって空気が入ると、ブレーキを掛けたときに気泡が生じます。
オイルの中に気泡が入った状態になると、ブレーキペダルをしっかり踏んでも気泡が邪魔して、ブレーキがしっかりときききません。
気泡がスポンジのように、ブレーキペダルとディスクブレーキの間にはさまって、力を奪ってしまうのです。
この場合には、オイルの中の気泡を除去すれば解決します。
キャリパーが正常か確認する
ブレーキで問題が出やすいのが、キャリパーです。
キャリパーは、前輪のディスクブレーキをはさむパットを動かすために必要なパーツです。
このパーツは劣化してきますし、ホコリなどの汚れで壊れやすくなっています。
汚れが溜まってキャリパーがきちんと動かないと、ブレーキがいつも掛かった状態になってしまいます。
片側のキャリパーに異常が出てしまうなら、そこのタイヤだけが回転が落ちて、逆側にハンドルが取られてしまうことがあるのです。
査定前に修理に出すべき?
まっすぐ走らない状態のときに、車を査定前に修理に出すべきでしょうか。
「問題点が少なければ少ないほどプラス査定になるから、修理に出すべきだ」と考えるかもしれません。
結論から言うと、ケースバイケースです。
問題となっている箇所が、修理費用が安いところであれば、直しておくと良いでしょう。
修理費用がたくさん掛かるような場合は、修理をせずに買取業者に査定をしてもらって下さい。
なぜなら、修理費用を掛けたからと言って、それだけプラス査定になるとは限らないからです。
修理のために10万円掛けたからと言って、査定時に10万円分プラスされるわけではありません。
買取業者は自前の修理工場を持っていますから、ほとんどコストを掛けずに問題箇所を直すことができます。
つまりこちらが思うほど、問題箇所はマイナス査定にならないかもしれないということです。
ただ空気圧の問題とかアライメントの問題であれば、お金を掛けずに対処できるので、修理しておくことをおすすめします。
修理をしないで査定をするときには、査定士の人に問題箇所を正直に伝えるようにして下さい。
まとめ
車がまっすぐに走らない原因は、タイヤかブレーキに問題があります。
タイヤやブレーキをチェックすることで大抵は解決しますから、ここに取り上げたチェックポイントを確認して下さいね。