車のACボタンは冬でも入れる?燃費の影響は?
今の車はエアコンが装備されていてとても快適ですよね。しかし一昔前は高級車以外はエアコンがついていませんでした。
私の父は古い車が好きで、数台所有していますが、エアコンが装備されていない車もあります。夏場はとても辛くて辛くて簡易型扇風機でもあると、ありがたく感じますっ~(T_T)
ところで皆さま【ACボタン】これの使いみちですが、何とな~くの理解でご使用されている方が少なからずいらっしゃるようです。
確かに別にどう使おうと大きな問題は起こらないので全然構わないのですが…(^^;
エアコンを使う時に使うんでしょ、と思っていらっしゃるかと思いますが、実際どんな機能なのかをご説明します。季節により使い分けて損はないので、その点についてまとめてみます。
目次
そもそもACボタンの意味とは?
ACとはAir Conditioning(エアーコンディショナー)の略です。
家庭用のエアコンと同じで暖房・冷房・送風の機能をもったものを指します。
エアコンのコンプレッサーの働きで冷たい風を送り出します。
エンジンが動いて初めてコンプレッサー動作しますので、当然ガソリンを消費します。
『A/Cボタン』季節での使い分けは?
車のエアコンには、暖房機能がなく冷たい空気を出す冷却機能と除湿機能のみが搭載されています。
ACボタンは、冷却時に使われるコンプレッサーを動かす為のもので、冷却と除湿を行うためにあります。
コンプレッサーを動かす為には、大きな電力が必要になりますのがエンジンの動力が使用されています。
そのため、コンプレッサーを作動させ続けていると余計にガソリンを使うことなるため燃費が悪くなります。
夏場だと、ACボタンをONにしないと冷風が出てこないんですよね。
OFFで使ってみるとわかるのですが、生ぬるい空気でジメジメした嫌な空気が出てきます。
冬場だと、車の暖房はエンジンを冷却するためのラジエーター液の熱が使用されています。
ラジエーターの熱のため、コンプレッサーで熱を作り出しているのではなく、いらない熱が
使われているわけです。
暖房用にエネルギーを作り出しているのではなく、いらなくなった熱を利用しているため
コンプレッサーを回す必要がないですね。
冬場ですと、ACボタンはONにしていなくてもよいということになります。
しかし、ACボタンOFFのまま使用していると、車内の窓ガラスが人から発する湿気により
曇ってきてしまいます。
その為、冬場でもACボタンをONのままにしているという人もいらっしゃいます。
フロントガラスに風が当たるようにしてACボタンをONにすることで除湿して曇りが解消されます。
ただ、ACボタンをONにして室内が除湿され続けると、人によっては目や喉に渇きを感じたり
します。
燃費は悪化するの?
車を走行しているとや燃費が気になるところです。
皆さまも何となく燃費悪くなるだろうとお察ししているかと思いますがその通り悪くなります。
エンジンを動かすにはガソリンを爆発させてピストンを動かします。
コンプレッサーを動かす為に、エンジンが動いている状態ですから当然ガソリンを消費させます。
その為、なるべくならACをONにしたくないという方もいると思います。
ACボタンは、夏場の除湿と冷風に使われるため、夏場ですと燃費が悪くなります。ただ、冬場の暖房の熱は上記の通り、コンプレッサーで作られているわけではないため、ガソリンが消費されにくいと言えます。
除湿が必要なガラスが曇る時以外はOFFにしていいと思います。
やはり、コンプレッサーを使うと、車種によりますが燃費は1~2割くらい下がる思われます。
まとめ
車のエアコンの仕組みとACボタンの働きを簡単にご説明しました。ACボタンについて周りの方々に聞いてみると、冬場でもにつける方とつけない方に分かれるようです。
結論としては冬場の暖房時にはACボタンはOFFで使用し、車内が曇ってきたりした際にONにする。
また、喉の渇きやドライアイなど健康面、あと燃費も考慮すると、ONとOFFを使い分けて走行されるのがよいかと思います。
燃費を節約できるところは節約し、無理をしないで使用するか判断したいですね。