リレーアタックから愛車を守ろう
皆さんの車はスマートキーですか?
現在販売されている車の大半の車種には設定されていると思われます。
鍵の施錠無しで電波の認識でクルマのロックを解除出来たり、キーシリンダーを回さなくともプッシュスタートでエンジンがかかったりと、慣れてくると従来の鍵を使うのが面倒になるくらい、便利な仕組みです。
しかし昨今、このスマートキーが発している微弱電波を利用した盗難方法『リレーアタック』の被害が激増しています。
スマートキーの電波を特殊な機械で中継することから、「リレーアタック」と呼ばれています。
目次
リレーアタックの仕組みは?
1.犯行グループの一人が運転手に近づく
2.特別な装置で電波を受信
3.電波を増幅させて仲間に送信
4.増幅された電波をリレーさせながら車に近づく
5.鍵の解除をする
理屈としては実は結構シンプルですが、盗難防止のイモビライザーなどが効力を発揮しない(エンジンが正しい電気信号で始動してしまう)ので、とても厄介です。
対策方法はないの?
上記したように、実は単純なやり口であるので、対策方法は有ります。
要はスマートキーの電波を奪われないようにするのです。
対策用のスマートキーケースなどが販売されているので、クルマを降りたらすぐにその中に入れる、などが有効な対策です。
比較的安価で、1000円以下から手に入りますので、現実的な対処方法です
自宅だと、アルミホイルにくるむことでも電波は遮断できます。
高度なセキュリティシステムを導入する。
スマートキーで車が開いても、別途セキュリティを解除しないとエンジンがかからない盗難防止システムもあります。もちろん有効な手立てにはなりますが、費用は高額になります。
物理的にハンドルを回せなくする、ハンドルロックを付けるのも有効です。
アナログな手法ですが、見た目にもインパクトがあり抑止効果は高いですね。
難点は実際の持ち主にとっても面倒くさい、という点です。
上記のような方法をうまく組み合わせることでより安全性は高いものになっていきます。
本来便利なものであるスマートキーが、このような犯罪によって、利便性、手軽さが失われてしまう、というのは本末転倒ですが、大切な愛車を守るために何らかの対策をお勧めします。
最後に、盗難被害の多かった車種ワースト5を載せておきます。
販売台数が多い、という事を差し引いても圧倒的に被害が多いのがプリウスで、全体の20%を超えています。近年はレクサスなどの被害が増えていると聞きます。
盗難の多かった車種ワースト5
- プリウス
- ランドクルーザー
- ハイエース
- レクサスシリーズ
- スカイライン
良くニュースにもなっていますが、やはり海外で人気の車種に被害が集中している印象がありますね。。。