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交通事故は減少傾向、修理金額は増加傾向、現役板金職人からのアドバイス

交通事故の発生件数は毎年減少

近年の市販車はメーカーの努力により燃費と安全性が著しく上がってきました。
一部では厳しい規制の中でデーターの改ざん等の不祥事もありましたが、自動車その物の品質は間違いなく向上していると思います。

年末に警察署の知人から聞いた話ですと、直近5年間で自動車事故の数も年々減少していて5年前から23割程度の減少とのことです。
もちろんこの要因は各ドライバーさんや警察の取り締まりによるものもあり、自動車の性能だけが理由ではないのですが、修理工場さんやディーラーさんの方からは明らかに最近の車での事故率は低下しているとの事でした。

では、今日は近年の車ではなぜ事故が減っているのかを含めまして、どんな機能が付いているのかをご紹介したいと思います。

 

実は自動停止ブレーキは法律で禁止されていた!?

現在、いろいろなメーカー、車種に装備されている自動停止ブレーキですが過去は国土交通省の規制により許可が下りていませんでした。
理由はドライバーがその装備を過信してしまうからだそうです。
確かに自動停止ブレーキという名だと過信してしまうかもしれませんね。

国内で自動停止ブレーキが普及したのは、スバルのアイサイトとボルボのシティーセーフティが代表的ではないでしょうか。
両社のシステムともドライバーの過信を防ぐために、わざわざ衝突直前までブレーキが利かないように設計されています。
このぎりぎりまでブレーキが利かない技術と海外での事故の減少データーを示すことで国土交通省の許可が下りました。

このような装置はけして危険を回避してくれるものではなく、危険を知らせてくれたり、補助的な役割だということをお忘れなく!
ですが現実に事故の数は激減しています。

自動車保険の料金も装置付き車だと割引を受けられます。

 

センサーやカメラだらけで、修理の際は高額に!

上記でご紹介したように近年の車にはセンサーやカメラが沢山ついています。
ですのでそのセンサーやカメラに影響がでるような修理になると高額修理になってきます。

例えば、フロントバンパーにレーダーが付いている車両のバンパー交換修理があったとします。その場合新しいフロントバンパーを確実に元の場所に戻す必要あります。
また、交換後にレーダーの再設定も必要になります。誤作動の原因となるからです。

もっといいますと、このようなレーダーやカメラはその車がしっかりとまっすぐに走る車を前提に設計されていますので、事故などで損傷した場合は、そもそもその車がまっすぐに走らない可能性があるためアライメントの検査が必要となります。

従来ならフロントバンパーを交換して終わりの作業です。
国産車なら部品代金+工賃がせいぜい1万円ほどです。

しかし、このような修理になった場合は工賃だけで67万円程度になります。
安全の為のお金と考えれば決して高くはないのでしょうが考え物です。

 

近い将来はビックデータによって管理される!?

近い将来には携帯電話、スマートフォンまたは体内チップを利用して人間、車、信号等の動きをコンピューターによって管理して、危険回避、渋滞緩和、犯罪防止に役立ようとす計画が着々と進めらています。
トヨタとソフトバンクが業務提携で新会社を設立しましたよね。
実はそのような将来を見据えての業務提携なんです。

私は昭和後半生まれの人間ですが、ここまでくるとちょっと怖いのは私だけでしょうか?
ちょっと交通事故の減少と自動車の安全装置の話からそれてしまいましたが、とにかくハイテクも来るところまで来てしまったのかなと思います。

皆さんもお車を運転の際は上記のような装置に過信せず安全運転でお願いいたします。
それが、環境にもお財布にも良い結果もたらします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 
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