なんの表示?トヨタ車の代表的な警告灯の説明
目次
主な警告灯一覧 トヨタ編
走行中に急に警告灯が点いて怖い思いをしたことはないですか?
警告灯には「赤色」「黄色」「緑色」の3種類があります。
赤色は危険、黄色は注意、緑色は安全、ということになり、これは国際規格で定められています。交通信号と同じことなので違和感はないかなと思います。
赤色、黄色のランプが点灯または点滅した場合はお車に何らかの不具合症状が出た、と車両コンピューターが認識したことになりますので対処(ディーラーにご相談する、車両の走行をやめる等)が必要になります。
点灯・点滅しても、その後消灯すれば異常ではない場合もあります。ただし、同じ症状が再度発生した時は、お店で点検を受けることをお勧めします。
そしてよくご相談されるのは、ランプが点灯(点滅)したけれどもそれが何の警告灯であるのか分からない、といったご相談です。メーカーによって異なるもの、同一のものと様々ですが、今回はトヨタの代表的な警告灯をご説明していきます。
(トヨタディーラーさんホームページ参照)
赤色警告灯
不具合の危険度が高いということで早急な対応が必要となります。若しくは例えばシートベルト非装着、など車両自体の不具合ではなく対処を促すための警告灯もあります。
SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯
エアバッグまたはプリテンショナー付きシートベルトに異常があると点灯または点滅します。
正常な状態では、エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、数秒後に消灯します。
水温警告灯
エンジン冷却水の温度が異常に高いときに点滅または点灯します。点灯した場合はオーバーヒートの恐れがありますので、ただちに安全な場所に停車させてください。
ブレーキ警告灯
エンジンスイッチがONのとき、パーキングブレーキが引いてある(踏んである)、ブレーキフルードが不足している場合に点灯します。
走行中に警告灯が付いたときは、ただちに安全な場所へ停車してください。
油圧警告灯
エンジン回転中、エンジンオイルの圧力に異常があると点灯します。オイル量が満たない場合も同様です。
点灯したまま走行を続けるとエンジンを破損する恐れがあるため、ただちに安全な場所に停車させてください。
充電警告灯
エンジン回転中、充電系統に異常があると点灯します。十分な発電がされていない恐れがあります。オルタネーターの不良が疑われます。
そのままお車をご使用になるとバッテリー上がりになる恐れがありますので、ただちに安全な場所に停車させてください。
ハイブリッドシステム異常警告灯
ハイブリッドシステムに異常があるときに、このマークが赤く点灯し、同時に警告ブザーが鳴ります。
この場合、重大な事故につながる可能性があるので、ただちに安全な場所に停車させてください。
セキュリティ表示灯
盗難防止装置のイモビライザーシステムが作動しているときに点灯します。
登録された電子キーでエンジンスイッチをONにすると、システムが解除されて消灯します。
※エンジンスイッチOFFの状態での点滅は異常ではございませんのでご安心ください。
マスターウォーニングランプ
各システムに異常が発生すると、点灯・点滅します。他の警告灯又は表示灯が点灯するか、マルチインフォメーションディスプレイ内に警告メッセージが表示されるときに同時に点灯、さらに警告内容によって同時にブザーが鳴ります。
パワーステアリング警告灯
電動パワーステアリング装置に異常がある場合に点灯します。点灯した場合、ただちに点検を受けてください。
パーキングブレーキ表示灯
パーキングブレーキが完全にかかっていない、または解除されていない可能性がありますので、パーキングブレーキスイッチを再度操作してください。
※パーキングブレーキをかけたまま車速が5km/hを超えると警告ブザーが鳴る車もあります。
シートベルト非装着警告灯
エンジンスイッチがONの位置のとき、運転席または助手席のシートベルトを着用していないと点滅します。ただちにシートベルトを着用してください。
半ドア警告灯
ドアが閉まっていないときに点灯します(半ドア含む)
走行中点灯した時は、ただちに安全な場所に停車させ、全てのドアがきちんと閉まっていることを確認してください。
黄色警告灯
ABS&ブレーキアシスト警告灯
ABSまたはブレーキアシストシステムに異常があると点灯します。
このランプが点灯しても通常のブレーキ性能は確保されています。正常な状態では、エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、数秒後に消灯します。
エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)
エンジンまたはトランスミッションシステムに異常があると点灯します。正常な状態では、エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。
スリップ表示灯
タイヤがスリップしTRC・VSC・ABS・ヒルスタートアシストコントロールなどのブレーキ制御装置が作動しているときに点滅します。乾燥した通常の路面で点灯した場合はシステムの異常が考えられます。
パワーステアリング警告灯
プリクラッシュセーフティ警告灯
極端な天候状態またはセンサーが汚れているなどの状況のため一時的に作動しない、またはプリクラッシュセーフティの異常がある場合に点灯または点滅します。
※手動でOFFしたときも点灯します。
パーキングサポートブレーキOFF 表示灯
点滅した時はシステムが一時的に使用できないか、パーキングサポートブレーキの異常が考えられます。できるだけ早く点検を受けてください。
ただし、システムの異常時以外にも表示灯が次のように作動します。
・パーキングサポートブレーキを手動でOFFすると点灯します。
・システムの作動中に点灯します。
油量警告灯
エンジンオイル量が不足しているときに点灯します。(傾斜路などに停車したときに点灯する場合があります。水平な路面に移動し、警告灯が点灯するかご確認ください)点灯した場合、エンジンオイルを点検・補給してください。
タイヤ空気圧警告灯
点灯した場合、自然要因での空気圧減少、タイヤのパンク、タイヤ空気圧警報システムの異常などが考えられます。ただちに安全な場所へ停車し、タイヤがパンクしている可能性があるので確認してください。
フューエルフィルター/燃料・水分離器水位警告灯
警告灯が点灯した場合、フューエルフィルターの目詰まりが考えられます。
警告灯が点滅した場合、燃料・水分離器内に規定レベルの水がたまったことが考えられます。
いずれもただちに点検を受けてください。
AdBlue®残量警告灯
点灯した場合、AdBlue®(アドブルー)の残量不足が考えられます。AdBlue®を補充してください。
※あわせてマルチインフォメーションディスプレイもご確認ください。
最後に
紹介している警告灯はあくまで一例であり、お客様のお車とは異なる場合がございます。車もどんどん進化していて、新たな装置やそれに伴う警告表示もあります。警告灯の有無や対処方法など詳しくはお車の取扱説明書でお確かめください。
急ぎの対処が必要なものから、注意を促すものなど、幅広いですが、ご参考頂ければと思います。
警告表示をきっかけに、不具合箇所が見つかったり故障によって、思わぬ高額修理になることもあります。
それを機会に売却をご検討される方も多くいらっしゃいます。まずはご連絡いただければお役に立てると思います。
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