鍵をなくしてしまった場合でも廃車または売却できるのか!
長年乗っていなかった車や親族が亡くなり相続した車を廃車にしようと思ったら鍵が見当たらない、と言った相談を受けることがあります。
鍵がないと車内にも入れず、エンジンもかけられない状態になってしまいます。今回は鍵なし車両をどのように廃車・売却するのかを解説いたします。
処分方法は大きく二つに分かれます。
目次
解体(永久抹消登録)処分する場合
鍵なし車両の多くのケースでは長年放置されていた場合が多く、また年式も古く中古車としての価値が残っていないことが大半です。
そのような場合は、廃車買取業者に問合せして解体処分を依頼するとよいでしょう。廃車買取業者は解体業者と連携している場合が多く、「車両引取り」「抹消手続き」を無料でやってくれる業者が多いです。
ご自身でレッカーを手配して解体業者へ持ち込み、平日に休みをとって陸運局へ行き抹消手続きをすることは慣れていないと大変なことです。廃車買取業者にお任せすることですべて代行してくれます。
ほとんどの場合は鍵がなくても対応してくれますが、難しい場合もあります。車を動かせず、タイヤが回らないなどの場合の引取りはユニック車を使って吊り上げます。よって、ユニック車が使えないような狭い場所に駐車されていたり、隣の車が近かったりしていると、より手間のかかる作業となってきます。
人の力で広いスペースまで移動させか、鍵を作成する必要があったりすることもあります。
(永久抹消登録とは)
その車両の情報を永久的に抹消し、二度と公道を走行することが出来なくなります。車両はスクラップします。
(永久抹消登録の流れ)
①まずは車両を解体業者に運び入れ、ナンバープレート2枚を外し保管しておきます。
数日後、解体業者より解体報告がきます。「解体日」と「移動報告番号」を記録しておきます。
②事前に必要書類を準備しておき陸運局に出向きます。
【必要書類】
・手数料納付書
・自動車車検証
・印鑑証明書
・OCRシート第1号様式
・OCRシート第3号様式の3
・自動車税申告書
・※委任状(申請を代理人が行う場合は必要)
③抹消手続きを終えた後は、陸運局内の税申請窓口で自動車税申告書を提出します。
車両を買取してもらう場合
鍵がないが中古車としての価値が残っているケースもあります。鍵がないからといって全ての車を解体する必要はありません。そこの判断はご自身では難しいので廃車買取業者に相談することをおすすめします。
ディーラーや中古車販売店または解体業者などに相談しても解体(スクラップ)を前提に話が進みます。車両を買取してもらうには、まず車両価値を見分ける必要があり、中古車としての価値があるようなら鍵の作成が可能なのかを調べていきます。
年式が古い車や車種によっては鍵の構造が単純で専門業者を呼んで鍵を作ってもらうことが可能です。
しかし、昨今の車はスマートキーが主流となっているので車両と鍵の関係性が複雑化しており、特殊な作業となることも少なくありません。ディーラーに依頼し、持ち込みしないと作成出来ない場合などは費用負担が大きくなるため慎重な判断が必要となります。
車両の価値に対して掛ける費用についての判断は一般の方では難しい為、廃車買取業者に相談することがよいでしょう。
中古車としての価値が大きく見込める車両であれば廃車買取業者が鍵の作成も無料で行ってくれることもあります。
まとめ
鍵をなくしてしまった車の廃車方法について解説しました。鍵をなくしてしまっても廃車はもちろん可能ですし、また車の年式、車種、状態によっては買取してもらうことも可能です。
ただ、依頼するところによっては費用がかかってしまったりします。また面倒だからといって手続きを後回しにしていると、税金や保険料が発生してしまいます。鍵がなくて処分にお困りの方はまずは廃車買取業者ご相談してみてください。
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