お役立ちコラム

オルタネーターは故障前の対応が大切!故障の前兆や修理費用などを紹介

2024年04月25日

あまり耳にしたことはないと思いますが、「オルタネーター」は、車にとって重要な機器です。
これが故障すると、車にさまざまな支障が出てしまいます。
運転にも直結しているので、最悪の場合、車自体が動かなることもあり得ます。
オルタネーターが故障してからでは遅いので、故障前に不具合を発見することが重要です。

ここでは、オルタネーター故障の前兆、修理・点検方法などについてお話ししていきます。

オルタネーターとは

オルタネーターとは、簡単に言えば小型の発電機のことです。
エンジンの回転を利用することで発電し、その電力をバッテリーに供給する役割を持っています。

最近はオルタネーターが搭載された車がほとんどですが、少し古い車になると「ダイナモ」という発電機が搭載されている場合があります。
この2つの発電機の違いは、「直接電源を発電して使うのか」「交流電源を変換して使うか」という点です。

ダイナモは単体で直流電源を発電します。
それに対してオルタネーターは、交流電源を発電して、それを直流電源へ変換する仕組みになっています。

車の電装品は、家電製品とは違い、直流電源で作動します。
しかし直流電源は、エンジンへの負担が大きく、安全性の低さが問題視されていました。
オルタネーターは交流電源を変換するため、エンジンへの負担が少なく安全性も保てます。
そのため、現在はオルタネーターが主流になっているのです。

ダイナモ搭載の車は、オルタネーター搭載車に比べて、故障しやすい傾向にあると覚えておくと良いでしょう。

オルタネーターが故障する前兆パターン

オルタネーターの故障は、車の動作に関わります。
そのため故障の前兆パターンを知り、不調があったら迅速に対応することが重要です。
以下紹介するパターンを、頭に入れておいてください。

エンジンがかかりにくい

オルタネーター故障の前兆として、まず「エンジンがかかりにくくなる」ことが挙げられます。
オルタネーターはエンジンに電力を供給するため、不調が起こるとエンジンがかかりにくくなるのです。
また運転中にアクセルを踏んでも「加速しない」ことも、故障の前兆として考えられます。

バッテリー警告灯が点灯する

車はエンジンをかける際に、一瞬バッテリー警告灯が点灯します。
これは異常ではなく、エンジンが正しくかかっていればすぐに消灯します。
しかしバッテリー警告灯が、走行中に急に点灯した場合には話は別です。
オルタネーターに、何らかの異変が起こっていると考えた方がいいでしょう。

走行中に電装品に支障が出る

車にはバッテリーの充電とは関係なく、作動している電装品があります。
「ヘッドライト」や「カーナビ」「エアコン」などは、オルタネーターからの電力のみで作動しています。
そのため、急に「エアコンが効かない」「カーナビが消灯した」「カーオーディオが聞こえない」などの症状が出た場合、オルタネーターの不調が考えられます。

異音がする

オルタネーターが不調の際は、車の走行中に「カラカラ」という音がする場合があります。
ベルトの緩みや軋み、プーリーの摩耗も考えられますが、高い機械音がするときは、オルタネーターが関わっている可能性が高いです。

オルタネーターの故障症状と寿命

オルタネーターの不調は、すぐに対応が必要です。
もしも走行中にエンジンが停止したら、大きな事故になる可能性が高いからです。

また、オルタネーターには寿命もあります。
一般的には10年もしくは走行距離10万キロと言われていますが、これは車の使用状況やメンテナンスによって若干違いが出てきます。
寿命が近づいたオルタネーターは「エンジンの加速がもたついている」「電装品の動きが鈍い」「やや暗い感じがする」などの症状が緩やかに発症します。

オルタネーターの点検や修理費用

オルタネーターは、自分で点検が可能です。
電圧や電流測定し、基準値であれば問題ありません。
しかしこれは、ボンネットを開けてクリップを挟んで、といった点検になるので、車に詳しくない人にはおすすめできません。

またホームセンターなどでは、ボンネットを開けずに点検できる「オルタネーターチェッカー」が販売されているので、それを活用するのも一つの方法です。
2,000円程度で購入でき、簡単なオルタネーターの点検には便利でしょう。

しかし、オルタネーターは車の走行に直接影響を及ぼすので、何らかの不調がわかった際は業者に点検を依頼するのが無難です。

部品の交換なら数千円程度で済みますが、オルタネーター自体の交換は、本体価格だけで50,000~100,000円ほどが相場とされています。
また、そこに別途工賃料がかかるので、修理費は「50,000~100,000円+工賃料」と考えておきましょう。

まとめ

オルタネーターは、車の電装品だけでなく走行にも関わる重要な機器です。
そのため普段から車の点検で、状態を把握しておくことが重要です。
しかし素人には正しい判断が難しく、また重要度の高い機器になるので、メンテナンスや点検は業者に依頼することをおすすめします。


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