お役立ちコラム

車のエアコンガスの補充方法とは?気になる費用についても詳しく解説!

2024年05月23日

快適なドライブを楽しむために、エアコンはドライバーにも同乗者にとっても不可欠な装備です。
特に真夏や真冬には、エアコンがなければ暑過ぎたり寒過ぎたりと運転に支障をきたしてしまいます。

今回は、エアコンを正常に作動させるために必要なエアコンガスに注目し、エアコンの仕組みやエアコンガスが減る原因や、その補充方法などを解説します。
気になるエアコンガスを補充する際に掛かる費用も紹介しているので、最近マイカーのエアコンの効き目が悪くなっているという方は、参考にしてください。

エアコンの仕組み

エアコンの役割は、車内の温度調整や換気を行う事です。
エアコンは密閉されたシステム内に液体を循環させ、気化(蒸発)、液化、気化を繰り返し行っています。

システム内に循環させる液体をエアコンガスと呼びます。
エアコンガスが気体になる時に熱を奪い、それにコンプレッサーと呼ばれる装置で圧力を掛けると、液体に戻ります。
以上の動きを繰り返すのがエアコンの仕組みです。

エアコンガスが気体となり放出されていくと、循環している液体は減っていく一方です。
しかし、エアコンはコンプレッサーにより気体を圧縮し、再び液体へと戻して再利用しています。
よって、エアコンガスが減る事はありません。

エアコンガスが減る原因

減る事がないはずのエアコンガスですが、実際には徐々に減少していきます。
エアコンガスが減少していくと、空気の熱を奪う事ができなくなり、冷却効果が低下してしまいます。

前述の通り、エアコンガスはエアコンのシステム内部を循環しているため、減る事はないですが、完全に気密性が保たれているわけではありません。
そのため、ガスが外に漏れてしまう事もあります。

エアコンガスは、車の不具合や故障が原因で漏れる事もありますが、車の振動によってもガス漏れは起こります。
悪路をよく走行する人や荒い運転が重なった場合は、エアコンパイプに砂利石などが跳ねて傷が付き、ガス漏れを起こす事もあります。
ですが、日頃から安全運転をしていれば、そのような事が起きる可能性はほぼありません。

エアコンガスを自分で補充する方法

エアコンガスの補充は、ディーラーなどの業者でしてもらう事ができますが、自分で行う事もできます。
自分でガスの補充をすれば、出費を大幅に抑える事ができます。

自分でエアコンガスを補充するには、ガス本体とチャージングホースが必要となります。
チャージングホースとは、車にエアコンガスを補充するためのホースです。
カーショップやホームセンターなどで市販されています。

必要になるガスは、減っている量によっても異なります。
ガス自体は200円〜400円程度で販売されていて、チャージングホースは2,000円くらいで購入できます。
エアコンガスを自分で補充する手順は、以下の通りです。

手順1

はじめに、チャージングホースにガスをセットし、短い方のホース(ピンがある方)をガス単体(買ってきた物)に繋げます。
繋げる際には、針が少し出ている事があるので、その場合は針をしまい、針が出ていない状態でガスをピン側のチャージングホースにセットします。

手順2

セットが完了したら、もう一方のホースを車のエアコン配管の低圧側カプラーに接続します。

手順3

エアコン配管の低圧側カプラーに接続したら、ピンを回して針でガス缶に穴を開けてください。
そうすると、カーエアコン機器側にガスが注入されます。

エアコンガスの注入量は、チャージングホースのメーターで確認できます。
入れ過ぎた場合は、ピンを回して注入量を調整してください。

エアコンガスはそれぞれの車に合った指定の物を選択しましょう。
ガスを補充する際にはエアコンを始動して1番低い温度に設定をし、風量は最大にしてください。
ガスの量の目安は、エンジンルームの内側で確認できます。

エアコンガスを業者で補充する場合に掛かる費用

エアコンガスの補充は、ディーラー以外にも、ガソリンスタンドや自動車修理工場やカーショップなど、車の整備やメンテナンスを行っている所ならどこでも行う事ができます。
気になるエアコンガスの補充に掛かる費用は、依頼先によって異なるため、安く抑えたい場合は事前に複数の業者に料金を確認する事をおすすめします。

エアコンガスの補充を業者に依頼した場合の費用相場は、12,000円~25,000円程度とされています。
金額にこれだけの差が出るのは、補充に必要なガスの量によって掛かる費用が大きく変わるからです。

さらに、補充に掛かる料金は、ガスの種類によっても変動します。
また、残っているガスを回収する必要がある場合は、回収作業にも費用が掛かります。

まとめ

エアコンは、エアコンガスという液体が気体になる事で冷たい風を送ります。
しかし、このエアコンガスは常に満タンであるわけではありません。
走行を繰り返しているうちにエアコンガスは減ってしまいますから、適宜補充する必要があります。

また、エアコンガスは入れ過ぎても効き目が悪くなる事もあります。
エアコンガスの種類にも気を付けなければありません。
このようにエアコンガスを自分で補充するのは手間がかかるので、信頼できるプロに任せましょう。


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